美容やダイエットに効果的な手段として、酵素サプリや酵素ドリンクは大きな注目を集めてきました。しかし、今では、その効果を上回る存在として生酵素がクローズアップされています。

しかし、なぜ生酵素は酵素よりも高い効果があると言われているのでしょうか。
そこで、両者の違いと生酵素が人体にどのような作用をもたらすのかについてまとめてみました。

人の体にはなくてはならない酵素の役割

酵素は、体内のたんぱく質をもとに作られた物質で、それ自体が触媒となって人体に影響を与えます。その働きはさまざまで種類も何千とありますが、体内にある酵素は大別すると消化酵素と代謝酵素の2つです。その内、消化酵素は摂取した食べ物を消化しやすくする役割があります。

例えば、唾液にはアミラーゼという酵素が含まれており、デンプンをブドウ糖に分解します。また、胃液にはたんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼが、膵液には脂肪を脂肪酸に変えるリパーゼが含まれているのです。もし、これらの酵素がなければ、いくら食べてもそれが栄養として体内に吸収することができなくなります。

一方、代謝酵素は、消化酵素によって体内に吸収された栄養をエネルギーとして有効活用する役割を担っています。例えば、毒素を尿や汗と一緒に体外に排出したり、体の免疫力を高めたり、病気を治したりといった働きです。この2種類の酵素はいずれも体内で作られていますが、その生産量には上限があります。つまり、揚げものなどの消化しにくいものばかり食べていると消化酵素が大量に作られて、一斉に消化作業にあたるため、代謝酵素の生産量が激減してしまいます。そうなると、代謝効率が悪くなり、脆弱で太りやすい体になってしまいます。

しかも、酵素は年を取るごとに生産される量が減っていきます。個人差もありますが、25歳辺りでピークに達した酵素の生産量は40代に入ると激減します。若い頃には食べてすぐ寝ても大丈夫だったのに、年を取ると胃もたれを起こすのは消化酵素が不足しているからです。そして、それを補う存在が食物酵素です。食物酵素は、新鮮な野菜や果物、発酵食品である納豆や味噌などに含まれている自然の酵素で、それらを食べると体内で消化を助けてくれます。

その結果、消化に対する負担が減り、代謝酵素の生産に労力を回せるようになるというわけです。つまり、食物酵素がたっぷり含まれた食事を取れば、健康的で太りにくい体を作ることにつながります。

従来の酵素の欠点を克服した生酵素

体内の酵素は年を取ったり、脂っぽい食事をしていたりすると不足しがちになりますが、それを補う役目を果たしているのが食物酵母です。そして、それをより効率よく摂取できるようにしたのが酵母サプリや酵母ドリンクであり、新しいダイエット法としても注目を集めました。

しかし、これらの健康食品にはひとつ問題があります。実は、酵素は熱に対して非常に弱いのです。周囲の温度が48度を越えるとその活動を停止し、徐々に壊れ始めます。そして、100度以上になると完全に破壊されてしまうのです。ちなみに、酵素ドリンクは衛生管理上、65度以上の熱で加熱する必要があるので、どうしても酵素の破損は免れません。

また、酵母サプリもその多くが、パウダー状にするために加熱による加工処理がなされてきました。ただ、酵母菌や乳酸菌の働きによって壊れた酵母は再結合されていくので、加熱すれば全く効果がなくなるというわけではありません。しかし、復元には時間がかかり、すべてが元に戻るわけではないのです。しかも、酵素の活動を補助し、酵素を体の隅々まで運ぶ役割も担うビタミンも熱によって破壊されるため、効果が大きく減退するのは免れませんでした。しかし、生酵素であれば、熱を加えていないので酵素はまるまる残っており、その上、ビタミンなどの栄養素もそのまま保持されているので、酵素本来の力がダイレクトに発揮できます。

生酵素は、なぜ加熱しなくても大丈夫なのかというと、フリーズドライ製法という方法で瞬間冷凍殺菌を行っているからです。生酵素の多くはカプセルに入れて商品化されています。その中には、何十種類もの植物の栄養素や酵素が本来の姿のまま含まれています。カプセルなので味が苦手などという心配もありません。つまり、より気軽に、より高い効果を得られるという点において、生酵素は、従来の酵素サプリや酵素ドリンクの上を行く存在なのです。

生酵素の驚くべき効果

生酵素は人体に必要な酵素をもっとも効率よく摂取できる手段です。確かに、果物や生野菜でも酵素の摂取は可能ですし、それらを食事に取り入れるのは健康にとってもプラスになります。しかし、これらの酵素は、リンゴならリンゴと自分自身の消化しかしません。肉やご飯の消化の助けにはならないのです。

ただし、例外はあります。キャベツには肉の消化を、大根おろしには焼き魚の消化を助ける酵素がそれぞれ含まれているという風に、食い合わせによっては全体の消化のアシストになります。しかし、その都度、食い合わせまで考慮して毎日のメニューを考えるのは大変です。その点、生酵素には何十種類という酵素が含まれているので、あらゆる食べ物に対応が可能です。その結果、消化を助け、新代謝を高め、太りにくい体質にしてくれるわけですが、生酵素の効果はそれだけではありません。

例えば、生酵素には腸内環境を整えて便秘を解消する力もあります。それは、酵素自体の消化力に加えて、生酵素に含まれている乳酸菌がそれをアシストしているからです。

また、生酵素は美肌作りにも欠かせません。酵素の力は、老化の原因となる活性酸素も除去してくれます。便秘解消と相乗効果で荒れていた肌も美しさがよみがえってくるでしょう。

さらに、新陳代謝の向上によって血の巡りがよくなり、冷え性解消にもつながります。これらの効果は従来の酵素サプリや酵素ドリンクの時も謳われていましたが、それをより強力にしたものだと考えください。ただ、ひとつ気をつけてほしい点があります。

それは、生サプリを熱い飲み物と一緒に摂取してはいけないということです。酵素は熱に弱いので、熱いものと一緒に飲むと効果が半減してしまう可能性があります。また、牛乳は酵素の吸収を阻害すると言われています。したがって、生酵素は水かぬるま湯で飲むのが一番無難です。そして、食べ物の消化を助けるのが目的ですから、飲むタイミングは食前がベストです。気軽に摂取できて、効果絶大な生サプリをぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。